チケットトゥライドUK

思いのほかプレイ時間のかかった『トバゴ』を終えて、二手に分かれていた一家はふたたび合流。次のプログラムまで少し時間があるので、先日届いてからまだプレイしていなかった『チケット・トゥ・ライド:イギリス』(家から持ってきた)をやってみよう、ということに。会場内で空いていたテーブルを、隊員1号・2号・3号で陣取る。

新しいゲーム!新しいボード!新しいカード!(あ、でも電車コマはオリジナルのだぞ。) やや興奮気味にテーブルをセットアップ。

そしていよいよゲームを始めるぞーというその時に、一家は自分たちに注がれる視線に気がついたのだった。
 


謎の女性ゲーマーあらわる

テーブルから目を上げると、そこには通りすがりの女性が立ってて、テーブルの上をじっと見ている。

おそらく50代くらいと見えるアジア系の女性だ。やせ型で、よく日焼けしていて、髪の毛は長めのおかっぱ。ゆっくりおっとりとした口調のアクセントの感じから、アメリカ生まれではない様子。自分もそうなので、ちょっぴり親近感が湧く。

2号「こんにちは~。これ、今まさに始めようとしてたんですよ、よかったらご一緒にどうですか?」
女性「これって、何マップ?」
2号「あ、イギリスです。私たちも初めてやるんですけど。」
(女性の目がキラーン! となる)
女性「あら、イギリス? 私もね、アフリカマップとかインドマップ、持ってるのよー。でもまだイギリスはやったことがないわー!」
2号「えー、だったら一緒にやりましょう、やりましょう!」

ということで、一家3人とこの女性と4人で一緒にプレイすることになった。( 彼女の旦那さんという人も通りかかって挨拶だけしていったけれども、根っからのRPG屋さんだという彼はどこか他へ行ってしまった。)

……で、どうして彼女が「謎のゲーマー」なのかというと、 一見したところでは「どれくらい本気ゲーマー」なのかが全く分からないからなのだ。例えるなら、ドラゴンボールのスカウターに、戦闘力の数値が「UNKNOWN(不明)」とかなんとか表示されてるようなイメージ。

RPG好きな旦那さんについて来てるだけの、比較的ゆるいゲーマーさんなのか。はたまた自分から積極的に卓に加わろうという辺り、かなり慣れているのか?

むむむ、果たして彼女は何者なのだろう?!

そして線路はつづくよどこまでも

いよいよプレイ開始。

(もしまず最初に『チケット・トゥ・ライド:イギリス』がどんなゲームかは、ボードゲーム大好き坊主さんのブログなどで詳細が読めますのでどうぞ。ゲーム自体の詳細な解説はうちの専門外なので、さくっと端折らせてもらいます~。あと、ここから先はオリジナル版の『チケット・トゥ・ライド』をやったことがあるのを前提にした記述になっています、あしからずー。)

ゲーム開始時のチケットを5枚引く……が、ちょっと待て。どの都市がどこにあるのかワカラナイ~!w どのチケットがどこからどこを結ぶものなのかを把握するまでに、ノルディック版以上の時間がかかってしまった(地理に弱い隊員2号の場合)。

チケットトゥライドUK盤面
隊員3号(コードネーム:小学2年生)、オリジナルマップ大好きっ子なことも手伝って、両親よりも速くイギリスルールに適応していた。

イギリス版にのみ存在する「技術カード」にあたふた。各カードの意味を呑み込むまでに数ラウンドはかかり、何度もみんなでわいのわいのと議論。特に謎のゲーマーさん、ゲーム中何度も何度もカードの意味を確認。途中ではほとんどのプレイヤーがうっかりして、まだ4/5/6両編成カードを持っていないのに4コマ必要なルートを引いちゃったり、アイルランド渡航カード持っていないのにアイルランド繋いじゃったり、フェリーカードを持っていないのに海を渡っちゃったりと、結構てんやわんや

このゲーム、やたら機関車カードが要るよね? 技術カードを手に入れるのに一定枚数の機関車カードを消費するし、路線でも機関車カードが必要な箇所がちょこちょこあるし、機関車カードの消費枚数が半端ない。実際のゲームメカニクス的にも、イギリス版の機関車カードは20枚で、オリジナル版の14枚よりも6枚多く入っている。また、場に5枚開いているカードが3枚以上機関車カードになってしまっても、オリジナル版と違って流れないルールになっている。この感覚も慣れるまでちょっと大変だった。

どうやって得点稼いだらいいんだろう? ゲームの序盤はまだ技術を獲得していないので、2コマまでのルートしか繋げないし、海も渡れない。機関車カードと引き換えに3コマ、あるいは4/5/6コマルートをひけるようになる技術をゲットしないと、いつまでも低得点の短いルートばかりをちょこまか置いてることになり、明らかに効率が悪い。加えて、チケットもヨーロッパ版に似たようなイメージで、あまり得点の高くない、距離の短いものが多くなっている。「得点の稼ぎ方」の感覚の違いに気づくまでに、かなり時間を要してしまった。


……そうこうしているうちに、ゲーム終了となりまして。結果はどうなったと思います?

4位:隊員2号(お母さん) 77点
3位:隊員1号(お父さん) 95点
2位:隊員3号(小学2年生) 96点
1位:謎のゲーマーさん 136点

_人人人人人人人人人_
> 136点……!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

……こ、このおばちゃん(って自分もおばちゃんやw)、めっちゃ強いやん! いや、それは正確じゃない。チケット・トゥ・ライドシリーズを、めっちゃやり込んでいらっしゃるんだとお見受けしました。(おそらくは他のゲームも。)

つまりこの御方、

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 筋金入りの鉄板ボードゲーマー?! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

人は見かけで判断するものではない、とはよく申したものです。あのゆっくりおっとりに完全に騙されておりました。(いや、でも、アフリカとインドマップ持ってる、という時点で、あるいはイギリスマップと聞いて彼女の目がキラーン! となっていた時点で、少しくらいは気づいても良かったのかも知れない。修行が足りぬぞ、隊員2号。)

……ということでプレイ後、この(謎のゲーマーさん改め)強いゲーマーさんが、ストラテジーについていくつかコメントしてくれたので、それを記しておいて家訓にしたいと思う。

プレイ後の感想と反省と今後への課題

強いゲーマーさんのコメント、そして今後への課題。 ラーニング、ラーニング。
  • チケットはどんどん取ろう。
  • 高得点(長距離)のチケットを最優先で戦略を立てよう。
  • 低得点の雑魚チケットは、場合によっては捨てても構わない。
  • ボーナス得点用の技術カードは取れるならぜひ取ろう。
  • イギリスマップでは、通常の列車カード4枚で機関車カード1枚として使うことは可能だが、見方によっては2ターン消費していることと変わらないので、この手は基本的に使わない方がよい。(もしも場に機関車カードが出ていれば、それを取った方がうんと良い。)
いやー、勉強になりもうした。もっとやりこんでみたいですね、イギリスマップ。
 

そして勝負のあと……

このめちゃめちゃ強いゲーマーさん、このあと旦那さんと参加する予定のRPGセッションまであと残り30分あるというので、よかったら軽くて短いゲームを持ってるから、それまでいっしょにやりましょう~と、おもむろに箱を取り出したのだった。 (なんじゃー、旦那さんだけでなくて、自分もRPGプレイヤーなんやないかー!)

この強いゲーマーさん関係ではツッコミ入れたいことは他にもあったのですが、何というか、こういうよーわからん出会いがあるからこそ、ゲームコンベンションって本当にすばらしいものですね  テヘッ


そんなこんなで、さらに(4)では、強いゲーマーさんを交えた「軽くて短いゲーム対戦」へと続きます。


ランキングに参加中です。↓↓↓ポチッとして頂けると画面のこちらでこっそり喜びます。
ボードゲーム(その他)   にほんブログ村 ゲームブログ アナログボードゲームへにほんブログ村