Terra_Mystica

5月26日~29日までサンフランシスコ近郊で開催されていたボードゲームコンベンション、Kublacon 2017 に参加した際にプレイしたゲームや目にしたものをメモしておく記事、しつこく第6弾です。

※前回までのあらすじ:
Kublacon 2017 備忘録(1)……メモその1~3
Kublacon 2017 備忘録(2)……メモその4~6
Kublacon 2017 備忘録(3)……メモその7~11
Kublacon 2017 備忘録(4)……メモその12
Kublacon 2017 備忘録(5)……メモその13


[その14] 会期中、最もよく見かけた卓は次の5タイトルでした(あくまでも目視)。 

#1: 『テラフォーミング・マーズ』/ Terraforming Mars
terraforming_mars
(ゲーム自体の詳細についてはニコボドさんの紹介記事などをご覧くださいねー。)

うちの一家がゆるーく『宝石の煌めき』をプレイしていた間、すぐ隣で卓が立ち、プレイヤー募集中だったゲーム。ドドーン!と火星が描かれた盤面から、ちょっとメタリックなキューブから、かなり心惹かれたのですが、見るからに子連れにはヘヴィそうであったため参加は辞退……。その後も会期中、かなりあちこちでプレイされていました。着ているTシャツのデザイン等から察するに、どうやらSFクラスタっぽい方々の参戦が多かったような印象でございます。そして現在品薄中……各所で在庫切れ、これを書いている今日も、Amazonでは90ドル以上のぼったくり価格が付いていますよ。


#2: 『宝石の煌めき』/ Splendor
splendor
(ゲーム自体の詳細については、ボドゲーマさんの紹介ページなどをご覧くださいねー。)

前述のとおり、わが家ではヘビロテでプレイされている『宝石の煌めき』、昨年秋の Pacificon 時から比べても、さらに人気上昇&定番化している模様。何人もがおなじみの黄色い箱を持ち運び、卓が立っているのを目撃できました。どうやらプレイ時間が30分程度と短いけれどもゲームとしては十二分に駆け引きを楽しめるため、あらかじめスケジュールされたイベントとイベントの間に、少しだけ時間が空いたときの時間調整などに重宝されているようです。こちら今回はスポンサー付きでトーナメントも開催されていました。


#3: 『ノイシュバンシュタイン城 / 狂王ルートヴィッヒの城』/ Castles of Mad King
castles_of_mad_king_ludwig
(ゲーム自体の詳細については、バネストさんの商品ページなどをご覧くださいねー。)

どういう事情かアメリカでのリリースにやや時間のかかっていた本作、わが家でも今年初めにようやく購入してこれまたヘビロテ中なのですが、とうとうゲームコンベンションでもブレイクしていた模様。何度プレイしてもいまだ定石的な勝ち方が分からず、お城そのもののごとく謎の尽きないゲームですが、隊員2号的には実はかなり気に入っているため、ファン&プレイ人口が増えてくれるのはそこはかとなく嬉しいです。(ちなみに隊員3号も、自分のお城を組み立てる!しかもクレイジー!というコンセプトがツボらしく、いたく気に入っています。)


#4: 『テラミスティカ』/ Terra Mystica
terramystica
(ゲーム自体の詳細については、gioco del mondoさんのゲーム紹介ページなどをご覧くださいねー。)

このタイトルもかなり頻繁に卓を見かけました。どういう理由なのか、女性プレイヤー率が高かった気がします。テラミスティカは、隊員1号は所有&プレイ済みで、内容的にかなり好きな部類らしいのですが、実はまだ私、隊員2号はプレイしたことがない……。iOS でゲームアプリがあるらしいので、まずはダウンロードしてルールを学んでみる、というのをやってみようかと思っているところです、ドキドキしますねー。


#5: 『サイズ / 大鎌戦役』/ Scythe
scythe
(ゲーム自体の詳細については、キャッチーでいてください。さんの紹介記事などをご覧くださいねー。)

言わずと知れた感じかもしれませんが、かなり人気でした。ボードゲームでは一番人気と呼んでしまっても全然オッケーな感じです。ゲームのコスメティック面で、アメリカのプレイヤーは(抽象化されたミープル等よりも)フィギュアのようなかなりリアルなコマを好む傾向があります。キックスターター生まれのこのゲーム、そういう意味でも視覚的にかなり親和性が高い様子でした。そこへ来てテーマがスチームパンク入ってますから、ゲームコンベンションに参加するSF寄りのデモグラフィには相当ウケていたような気がします。(ちなみにこちらは現在、買うべきか否か家族会議中です。)


いかがでしょう、ヨーロッパや日本、あるいはアメリカの他の地域とは、また全然違った流行だったりするのかも知れません。あとはリリースや到来のタイミング的にもけっこうラグがあったりするかも。しかもリリース後の広まり方も、国土が物理的にだだっ広いからなのか、ジワリジワリ、という感じですね。あと、音楽や書籍なんかも大概そうですが、流行や人気のサイクルが、日本と比べるとうーんとゆっくりというか、スパンが長いような気もします。特にボードゲーム等の好きなホビーギークな人たちだと、自分の好きなものに好きなように没入するというか、やり込む方にエネルギーを注ぐ傾向があるというか、意外とそこまで新しいもの好きじゃない面もあったりしますね。こうした集まりに足を運び、いろいろとおしゃべりしたり、観察したりしていると、所変わればなんだなぁと、なかなか面白いです。


そんなわけで、今回も読んでくださってありがとうございます。懲りずに(文字どおり)ゆるーく、Kublacon 2017 の備忘録(7)に続く予定ですー。


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